第162話「でもソーメンって茹でるだけよ?」
「今日は暑くてジメジメしてるからソーメンにしようと思ーー」
「ちょぉぉっと待ってもらえませんかね、母さん?」
「あら、太郎。そんなに食い気味にどうしたの?」
「いやたまには母さんじゃなくて僕がご飯を作ろうかな、と」
「でもソーメンって茹でるだけよ?」
「茹でるだけでも何が起こるか分からないというか、夏バテを進行させたくないというかですね…と、とにかく任せてくださいよ」
「それじゃあお願いするわねー」
ーー
「…茹でただけですけど、僕がやったから大丈夫ですよね。味見しときますか…ん、普通の味ッ!?」
「あら、茹でながら寝たら危ないわよー?」
「か、母さん…まさか、この麺…」
「麺? 手打ちよ?」
「なる、ほど…」
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諸事情により来週一週間はお休みしまーす。
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