第52話「永眠くん1号ー」

「羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹…」


「どうですか、寝れそうですか?」


「く、無理だ。羊のロリっ娘獣人が寝かせてくれない…!」


「なんで全部ロリにしちゃうんですか、普通の羊は想像できないんですか」


「太郎、人間にはできることとできないことがあるんだ」


 いや、普通にできることだと思うんだけど。


 あ、そうだ、アレの実験に使おう。


「はぁ、分かりました。次は魔道具を使いましょう」


「どんな魔道具?」


「テッテテー、永眠くん1号ー」


「おい待て! それってただの金槌だよな!?」


「何を言ってるんですか、立派な魔道具ですよ?」


「分かったから振り回しながらこっちくんな! まじごめんってほんとにーー…Zzz」


「ぐっすり寝てますね。実験成功です」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る