第112話「妾の真の目的を見抜くとは…」
「ーーとんの、いや…違うな。邪悪なるーー」
「あれ、ハルカさん、何をやってるんですか?」
「お、太郎ではないか。良いところに来たのう」
「あ、用事を思い出したので帰りますね」
「ちょっと待つのじゃ! なんで逃げようとしたのじゃ!?」
「だって今日のハルカさん、右腕に包帯を巻いているので」
「それが理由なのかの!? 妾は太郎の前では包帯もろくに巻いてはいけないのか…」
「…どうしたんです? ケガでもしましたか?」
「ケガよりもひどいぞ?」
「あ、封印とか禁止ですからね」
「妾の真の目的を見抜くとは…さすが太郎じゃ」
「はぁ…それでさっきは何を?」
「封印を解くためのセリフを考えておった」
「やっぱり帰るのが正解だったじゃないですか」
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