第131話「あ、プリン見っけ」
「あーお腹空いたー。太郎ー、なんか食べ物持ってない?」
「姉さんはさっきまでよく分からない魔物のお肉を焼いて食べてたじゃないですか」
「いやあの肉さ、なんて言えばいいのかな…舌の上にのせたらすぐ溶けちゃってさ、全然食べた気がしないんだよ。あの肉はダメだな、うん」
「霜降り牛を食べたときみたいな感想が聞こえた気がしましたけど、全くありがたみが感じられませんね」
「なんかさっぱりしたものが食べたいんだよね、冷蔵庫に何か入ってるかな…あ、プリン見っけ」
「っ! そ、そのプリンは僕のですよ、止めた方がーー」
「ふはは、こんな場所に置いてる太郎が悪いんだ。それじゃあいただきまーーうっ…」
「あぁ、実験用の母さんプリンだったのに…」
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