第186話「…え、みんな見てるんですか?」

「父さんにお願いがあるんですけど」


「ん、なんだ?」


「ちょっと僕とじゃんけんしてもらってもいいですか?」


「おう、いいぞ。いくぞ、じゃんけんぽんっ!」


「…やっぱりまた負けましたか」


「太郎、いきなりじゃんけんしたいだなんてどうしたんだ?」


「そういえば、僕は家族にじゃんけんで勝ったことがないなと思いまして。なんでですかね?」


「そんなの簡単だろ、太郎だけじゃんけんのときに相手の手元を見てないからな」


「…え、みんな見てるんですか?」


「そうしなかったら勝てる勝負も勝てないだろう? そこから破壊神や俺ならフェイントも入れるぞ」


「いやそれもはやじゃんけんの域を越えてますよ。別の競技じゃないですか」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援した人

応援すると応援コメントも書けます

山田さんちの太郎くん@転生しました ぷらすけ @plusk13

★で称える ヘルプ

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ