第五十四回 呉用の変化
そしてもう一人は……
そんな秦明はある
「なるほど、林冲殿にはそんな
「王倫様の
「この人もいつもがいつもなんで
「まぁ、あの時のこいつの
「わ、私も付き合いましたけど正直生きた
白勝の妻と劉唐が笑いながら、石勇が
(梁山泊……それに王倫殿、か)
呉用は王倫と初めて碁を打った時の事を思い出す。
(あの時首領は私にこう
「私はあるお
(私はあの時の答えが間違っていなかったと今でも強く言える)
「それは恐らく首領の将としての
さらに
「
と
(そう、首領は『兵』ではなく『将』を手足の如く使う者。
韓信の答えに劉邦は大変気を良くしたらしい。しかし王倫の反応は違っていた。
「やはりそうなのでしょうか。私ごときに言い過ぎではないかと思っていたのですが……」
と
「もしそうだとするならば、私は梁山泊から出るべきではない、という意味も
王倫の言う人物は梁山泊という言葉も残している。おそらくその
(その人物が初めから首領を見抜き、今の梁山泊の状況すら予想していたとしたら、私など
(私はもっと自分を変えねばならぬ。そんな気がするのだ。そして……その
梁山泊軍師、呉用にも変化の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます