第三十六回 王倫の才
晁蓋は素直に驚きを口にするが、
「全く。聞くと見るとでは大違いではないか。この呉用、
呉用の言葉に阮兄弟がばつの悪そうな顔をする。梁山泊には
「まさかそんな人が変わったかの様な
「あの
晁蓋がふと口を
「青面獣と言えば、どうだったのだその
「万が一を考えて止めて良かっただろう? この
「……はぁ。
晁蓋が
「なんだそれは」
「だって
「ふむ」
「……この梁山泊ならそういう事が起きても不思議ではありませんな」
「
「来た時から感じていましたが、この場所は良い気が満ちている。まだまだ
「お、俺は晁天王のやる事には
劉唐が晁蓋優先の自分の考えを
「だがその中心はやはり王倫殿だろう。彼があれほど
「ほう。天下の
「言わせるも何もあの梁山泊の
王倫は
「あれは
晁蓋は思い出して
「美術品などではござらぬ。あれは間違いなくこの梁山泊の
「!? そ、そんなものを王倫は俺達に見せたっていうんですかい?」
「それだけではない。王倫殿が
「どういう事です先生?」
呉用は王倫が示した作戦を改めて説明し、
「今度の戦い、
一呼吸置いて
「王倫殿はここまで見越して楊志殿を潜入させていた。北京の情報も同時に
呉用が話終わると部屋は
(王倫殿が
こればかりは王倫が変わった
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