第二十一回 二振りの名剣と生辰網
他の
王倫、林冲、楊志の義兄弟の
山寨内での
「
と林冲。
「
と楊志。
「武器を持てない事に不満を持つ者がいたらそれは
「そんな義兄上」
「いや、本当の事だ。だがお前達が武器を持つ事が
それだけ信頼を置いているという王倫の思いが二人にも伝わった。
「それに私と林冲は名剣と名刀をも持っている。だが楊志にも持たせて三人が持てば絆も深まるし、
楊志は名刀は林冲が
「なのでこの名剣は楊志に
王倫はやはり楊志の物だった剣を取り出した。
「王倫の義兄。それでは計算があわぬ。林冲の義兄と俺が持てば義兄の武器が無くなるではないか」
「言ってなかったな。私は二本で
「まさか……
「え? そんな物をどこで」
林冲と楊志が不思議がる。王倫はゆっくりと首を横に振り、両手をそれぞれ林冲と楊志に向けた。
「私の剣はそれに
二人に向けた手をそれぞれ
「林冲に楊志。私にとってこれほど心強い剣は他にあるまい?」
王倫は…… 言って
そんなやりとりがあって
「
「ふむ」
「これを
「誕生祝に
「それが実はこれは誕生祝に見せかけた
「じゅ、十万貫!?」
「住民からは
「……まぁそれは当然だろうなぁ」
朱貴の話に皆がどよめき立つ。しかし朱貴は
「そこで
この生辰網があれば梁山泊の
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