第四十回 決着
「さぁ貴殿も大人しく降伏されよ!」
火矢で狙いをつけられた状態。
「……降伏するか焼け死ぬかを選べって事かい。いやはやお優しいねぇ」
このまま続けても
「どうやら俺はいい
「索超様?」
「すまねぇなぁお前達。俺はどれも選ばねぇ」
「……」
「選べる訳がねぇ。周謹は降伏したんじゃないんだからな。
「索超様……」
「俺はもう一つの『
だが以外な事に索超の部下はそれを
「
「ご
索超は
「俺は索超! 晁蓋、俺様と勝負しやがれ!」
索超の乗った舟が動き出す。他の舟もそれを見て
「……やはりそうなるか。仕方ない」
晁蓋には一騎打ちに応じる気はない。なぜならこれはまだ自分に
彼は再び
「へっ。いい
「あ、ああ!?」
索超は部下の叫びと共に身体に急な
「水が!?」
舟に穴が開き
「!!?」
後方の他の舟にも同様の事が起きているようだ。
「な、なにが…… っ!?」
索超は
(火矢や晁蓋の動きは水中へ注意を向けさせない為だったのか!)
「してやられたよ
索超は晁蓋に叫ぶ。周囲はすでに
「見事だが……ちくしょおおぉぉ!」
(
……索超は
(武官として死は覚悟していたつもりだったが最後はこんな死に様か。……梁山泊……
水中へとさしこむ光。音は
(こんな
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