第四十四回 思わぬ再会
「まぁ嵐に
だが以降の
「
その
「実は
それは自分達が役人に捕まらず、こうして梁山泊に合流できたのはある人物のおかげであるという話から始まる。
「なるほど。その
それにはバツの悪そうな顔をしている
「いやぁ首領は話が分かる! 全くこいつの
「まぁ礼に関しては副首領と軍師殿に一任するので好きにするといいでしょう」
「感謝します」
「
楊志は晁蓋らに思い出した事を話す。
「晁蓋殿。
どちらの酒にも薬は入ってなかったはず。それがなぜしてやられたのかという疑問だった。それには
「我らが買った以外のもう片方の
「そうだ。軍師殿達が飲んだのを見てな」
「じゃあそれをあっしが奪い返したのも見ていたんでしょう」
「ああ」
白勝に返事をする楊志。
「
呉用が言い楊志はハッとして固まった。
「……な、なるほどな。いや
楊志は何度も感心している。
「でもね楊志殿。この
「あ、あの時は勝ったんだからいいだろ!」
「そういう問題じゃねぇんだよ!計画がおじゃんになったかもしれないんだぞ」
「白勝だけに
「
敵味方に別れていた者達がそのまま
「ここは……
「ここは
王倫は忘れようもないその声のした方を向く。
「南斗聖君様!」
「お久しぶりですね。元気そうで何よりです。これは私と
南斗聖君は
「お恥ずかしい所をお見せしまして」
王倫は自分でそういう面を
「いえいえ。
その言葉に再びぐっと来るものを
「実は頑張っている貴方にお願いがあってやって来たのです」
「私に出来る事でしょうか? そうであればなんなりと!」
「ふふふ。むしろ貴方にしか頼めない事なのです。実は……」
南斗聖君は自信無さげにもふたつ返事でこたえる王倫に
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