第四十九回 晁蓋と石勇
「この調子じゃ
と
「柴進殿の屋敷に行きたいと?」
宋江の無事を知った彼が会ってみて話をし、出来る事なら梁山泊に連れて来たいと申し出たのだ。王倫にはこれを反対する理由はなかったが、彼は梁山泊の
「あっしもついて行っていいですか?」
「お前も?
「分かってますって」
なぜか
「まぁ何かあれば
「うーむ。ワシの見立てによると
悪い
なんでもある日、
王倫もあの羅真人の紹介なら間違いないと思い、
「いやぁ、羅真人殿も良い人物を紹介してくれた」
「来年には師匠も来ますからな。色々と気を使ってくれているようです。首領も師匠に気に入られたのでしょう」
「博打好きのようなので
王倫、公孫勝、呉用は笑う。
柴進の屋敷を訪ねた晁蓋達であったが公孫勝の占い通り宋江とは会えなかった。しかし不運だったのは晁蓋達だけではなく、彼等より少し前に柴進の世話になっていた
この男、
逆にその
晁蓋達はしばらく柴進の屋敷に
晁蓋は柴進に現在の王倫と梁山泊の素晴らしさを伝え、武松達に
梁山泊副首領である晁蓋は、これ以上寨を離れると王倫に
劉唐は晁蓋と離れる事に
晁蓋、武松、劉唐らはそれぞれの目的地へと向かい旅立って行くのだが、その様子を柴進と空で輝く太陽だけが静かに見守っていた。
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