第六十七回 秦明対欒廷玉
カン! カン! カカン!
どちらも最初から
ガン!
お互い組み合い力で押し合う。
「先生と
「うまい!」
周囲がざわめいた。欒廷玉はそのまま右手一本で棒を持ち
「ぬう!」
秦明は
「うおっ!?」
欒廷玉は空中で
「ああっ先生!」
背後から秦明が棒を振り下ろす! 欒廷玉はしゃがんだ状態で両手で棒を
「ぐぐ……」
祝竜がやられた形に似た格好になった。
「ぬんっ!」
「おおっ!」
欒廷玉は力の
「わったった!」
今度は秦明が地面に
「なんの!」
秦明は横に転がり突きを
「先生の
「蒙恬! 後がないぞ!」
だが秦明も突然棒の方に
その
しかし欒廷玉も同じ事を考え下からきた棒を脇と片手で
「むっ!?」
「むむっ!?」
「二人の動きが止まった!」
そのまましばし力比べになるが
「そら!」
「!」
組み合って動きのとれない状態の中、動かせる部分を使って秦明が
「……」
「……」
「「はあっ! うぐっ!」」
ここでまた達人同士の
「これで決める!」
「この
秦明がその重圧を突きにして
ボゴン! 欒廷玉ごと
「ああ! 先生!?」
「いや、まだだ
「はあっ!」
「!! やべぇ!」
今度は欒廷玉から
ボゴン! 秦明が開けた
「な、なんて
祝竜が汗を
「
「見学に集中してて気がつかなかった!」
「……
「二人でこれかぁ」
祝朝奉はやれやれと首を振った。
「達人同士の戦いを見れたのと現場がこうなると分かった事は
「……つい熱くなってしまいました。すみません」
欒廷玉が
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