クラス


 昨日のことを思い出し、少しだけ憂鬱になる。


 黒崎くんはああ言ったけど、実際にはなにをするんだろう? 怖いな…。


 教室に戻り、自分の席に着く。


 休み時間ということもあってか、周りの子たちは楽しそうにお喋りに花を咲かせていたり、お化粧をしたりしている。


 わたしには特にすることなんてない。奈々ちゃんがいたら、少しは違ったのに。


 彼女は元気だろうかと考えていると、始業の鐘が鳴った。


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