放課後
放課後、HRが終わって教室を出ると、廊下に寄り掛かり、腕を組んで俯いている黒崎くんがいた。わたしは声をかける。
「ん…。あぁ、柊…」
寝ていたようだ。
「ごめんね、待たせちゃったみたいで」
「担任の話が長かったんだろ」
「うん…」
「じゃあ行くぞ。時間、あるわけじゃないから」
「黒崎くんが寄りたいところって?」
「行けばわかる」
「?」
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