最終確認


 夕方の18時。わたしは協会にいた。


 学校が終わって家に帰ると、お昼ご飯も食べずに部屋着に着替え、眠りに就いた。おかげで、今はすっかりしている。


「早くない?」


 眠そうに、黒崎くんが第1会議室に入ってきた。


「そう?」


「うん。…今日のは?」


「これと、これ。両方病院なんだけど、離れている場所だから大変かも」


 リストを見せる。


「結構な距離だな…。まぁ最悪21時半までに着けば問題ない」


「そうなんだけどね」


「…早いけど、そろそろ行く? 厄介そうだし」


「うん。なにも起こらないといいな」


「本当な」


 わたしたちはローブをまとって会議室を出た。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る