お出迎え
平日は魂を送り、土日は隔週でリスト整理が基本業務。冬休みが始まって2回目の日曜日。わたしは家でのんびり過ごしていた。
インターホンが鳴ったのは、ウトウトし始めた頃。テレビモニターには、黒崎くんが映っている。
「えっ!?」
わたしはびっくりして、慌てて玄関に向かう。そして、ドアを開けた。
「く、」
「何っ回も電話したんだけど?」
「えっ? あ、ごめん、なさい。携帯部屋に置いたままリビングにいて…」
「…早く支度してきて。急に仕事入ったから」
「わ、わかった! …あっ、寒いから中入ってて!」
急いで部屋に行き、身支度をする。
携帯を見ると、不在着信が3件入っていた。最初の着信は30分前。これは怒られるに決まっている。
支度を終え、玄関に戻る。
「お待たせしました…!」
「遅い、早く」
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