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「じゃ、お先にどうぞ」
リコスにそう言われ、あなたは恐る恐るモノリスに触れる。その瞬間にあなたはその中に引きずり込まれるような感じで飲み込まれていった。モノリスの中は何も見えない真っ暗闇状態で、そうしてすぐに眼前に光が迫ってくる。
「うおっまぶしっ!」
その光のまぶしさに顔を腕でガードしたあなたは強くまぶたを閉じる。このまぶしさは一瞬だったようで、すぐの何処かの世界に繋がったような感覚があなたを包み込んだ。恐る恐るまぶたを上げるとそこは初めて見る景色。
目の前に広がっていたのは無数の高層ビルと広い道路を行き交う四角い鉄の箱。空気も汚染されているのか、どことなくガス臭い。今までに全く見た事のない光景があなたの目の前に広がっていた。
どうやらモノリスが他の世界に繋がっていると言う彼女の話は本当だったらしい。
「マジかよ……」
「来ちゃったね」
あなたに先を譲ったりコスがいつの間にかあなたの隣りにいた。驚くあなたとは対照的に、彼女は全く動じていない。それどころか、まるで馴染みの世界のような落ち着きようだった。
右も左も分からないこの状況で、あなたは――。
取り敢えず周りをよく見る
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886453902
詳しい情報を得るために彼女と話をする
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886453962
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