17
砂埃、いや、砂嵐はその後もしばらく吹き荒れた。そんな強風に翻弄されながらもあなた達は風が収まるまで辛抱強く耐え続ける。
やがて強く吹いた風も段々と勢いが弱くなり始めて、そうして全く見えなかった視界も徐々に晴れてきた。
見えるようになった景色を確認したあなたは目を疑った。何故ならそこには見慣れない風景が広がっていたからだ。
「な、なんだここ……?」
目の前に広がっていた景色は無数の高層ビルと広い道路を行き交う四角い鉄の箱。空気も汚染されているのか、どことなくガス臭い。今までに全く見た事のない景色があなた達の前に広がっていた。
さっきの風が魔法の力を秘めていたのは間違いない。アクシデントとは言え、全く知らない世界にいきなり飛ばされて、これから一体どうすればいいのだろう。
この異常事態に途方に暮れたあなたは――
取り敢えず情報収集だ、顔をキョロキョロと見回して周りをよく見る
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886453902
リコスならこの世界の事を知っているかも知れない、まずは話を聞いてみよう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886453962
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