13

 シリアスモードになったリコスはそのままあなたを先導するようにグイグイと先を急ぎ始める。早歩きの彼女を見失わないようにあなたは焦って追いかけるようについていく。真剣な顔で歩いていくリコスにあなたは何も話しかける事は出来なかった。


 歩きに歩いて1時間。やがて2人の前に謎の遺跡のような建物が見えてきた。どうやらそこが彼女の目指していた場所らしい。

 辿り着いた遺跡っぽい場所の中央には謎の魔法陣が刻まれている。そのいかにもワープゲートのような雰囲気にあなたはゴクリとつばを飲み込んだ。


「さ、どうする?」


 この期に及んでここでリコスから質問される。小首を傾げたその顔は可愛らしいものの、瞳の奥には真剣な迫力が宿っていた。試されている――あなたはそう直感する。


 とは言え、選択権があると言う事はもちろん断ってもいい訳で、あなたはこの状況にしばしの間頭を悩ませる事となった。



 ここは当然その先に行くしかないでしょ!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886592861

 いや、選べるなら急いで行く必要もないかも

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886443493

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