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 正体不明の敵と戦うなんてリスクの大きい事はしない。あなたはリコスの手を引いて更に逃げるスピードを上げる。そうしてある程度走り続けたところで突然背後からのプレッシャーが途絶えた。


 安心したあなたが足を止めたその次の瞬間だった。さっきまで背後で感じていたプレッシャーが突然目の前に現れる。何か魔法的な力を使ったのか先回りされてしまったようだ。


 目の前に現れた敵は鎧を着た屈強な戦士だった。ただし顔は全く見えない。装着している兜が顔全体を覆うスタイルだったからだ。その兜のスキマから赤い目だけが鈍く光っている。その瞳の様子から判断して、体型は人に近いものの、その正体は魔物と判断した方が良さそうだ。


「ここはまかせて」


 あなたが目の前の敵に気を取られている間に、リコスはいつの間にか戦闘態勢を整えていた。魔法使いらしく魔法の杖的なものを手にしている。これは結構頼もしいぞ。

 とは言え、あなたも剣士のはしくれ、ここで少女に戦闘を丸投げすると言うものどうなのだろうか?



 ここは素直にリコスに任せる

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886453803

 目の前の敵はすごくヤバそうなので、彼女をかばいつつ逃げる

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886451298

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