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 モンスターの強さを目の当たりにしたあなたは、戦うのを止めて逃げる事に専念する事にした。

 ただ、すぐに逃げても追いつかれるのは容易に想像出来たので、まずは剣を超高速で振るって反撃が出来ないくらいの攻撃を繰り出して敵の動揺を誘い、その隙に逃げ出そうと作戦を練り上げる。


「うおおおお~!」


 気負いを込めたあなたの怒涛のラッシュに対し、モンスターは腕でガードして防御に徹する。その様子を目にしたあなたは今がチャンスだとばかりに、すぐに踵を返すと一目散に逃げ出した。

 不意を突かれた形になって、この行動の意図を見抜いた敵もすぐに追いかけてくる。この追いかけっこはお互いの根比べと言う形になり、何度も何度も追いつかれそうになった。


 数時間の攻防の末、何とかあなたはこの厄介なモンスターから無事に逃げ切る事に成功する。

 ただ、それに要したエネルギーも膨大で、体力を使い果たしたあなたはその場で力尽きて倒れてしまった。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886508406

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