60

「この書店は怪しいから入るのは止めておこう」

「そ、分かった」


 拒否したら文句を言われるのかと思ったら、あっさりと意見が通ってしまい、あなたは逆に困惑する。リコスの反応から見て、この書店はどうやらそこまで重要なものでもないのかも知れない。


 気を取り直してその後も道をてくてくと歩いていると、今度は商店街が見えてきた。転移した先で初めて見る街の人々の営みの姿にあなたは安心感を覚える。

 商店街は結構賑やかそうで、様々な店が立ち並んでいた。色々と楽しく見て回っている内にどこかに入ってみようかと言う雰囲気になっていく。


「ねぇ、色んなお店があるね!」


 リコスは興奮しながらあなたの腕を掴む。どうやら行きたいお店があるみたいだ。あなたもこの商店街に入ってすぐに行きたい場所が生まれていた。彼女の意見と自分の希望、そのどちらを優先すべきだろう?



 リコスもいる事だし、ショッピングを楽しもうか

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886569681

 さっき映画館が見えたから映画を楽しもう

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886569695

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る