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「も、もちろん勇者だよ。ははっ……」


 あなたは話を合わせた方がいいと判断して虚勢を張った。それは目一杯の強がりで、周りの誰が見てもこの反応が素直な言葉ではない事は丸分かりだろう。

 リコスはそんなあなたの精一杯の演技を見てクスクスと笑う。


「じゃあ勇者様、よろしければ私についてきて」


 彼女はそう言うと無邪気に駆け出していった。この突然の態度の変化にあなたは戸惑う。とは言え、このままでは彼女を見失いかねなかった。



 このまま彼女を見失う訳にはいかない、急いで追いかける

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886551609

 突発的には動かず、まずはこのリコスの行動の意味を考える

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886501197

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