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「ちょ、待てよ」
あなたは駆け出したリコスを見失うまいと焦って駆け出した。それが功を成したのか、すぐに彼女に追いつく事に成功する。こうして突発的に始まった可愛い鬼ごっこはちょっとした笑い話で終わった。
その後、2人で他愛もない雑談をしながら道を歩いていると、段々と周りの風景が寂しくなってく。やがて建物どころか草木も生えないような場所に足を踏み入れていって――気が付くといつの間にかあなた達は砂漠にまで辿り着いてしまっていた。
このまま先を行く事に不安を覚えたあなたは前を歩く彼女に声をかける。
「ちょ、どこまで行くつもりなんだ?」
「ほら、見えてきた」
リコスが指さした先にあったのは砂漠の真ん中にそびえ立つ大きな古代の遺跡だった。どうやらあの遺跡こそが彼女の目指していた場所らしい。
その遺跡は入り口が大きく開いており、いつでもお客さんをおもてなし出来るような状態になっている。遺跡の中にはお宝もあるのかも知れないけれど、命の危険を感じる罠もあちこちに仕掛けられているに違いない。
この状況を前に、あなたはひとり頭を悩ませる。
何事も試してみるものさと、遺跡に入っていく
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886586224
ちょっとヤバそうだから止めておこう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886551628
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