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「死のう……」


 あなたは拾ったロープを手に持ち、具合の良さそうな場所を探した。そうしてフラフラとさまよっている内に求めていた丁度いい木の枝を発見する。

 早速その木の枝にロープを引っ掛けて、首を入れる輪っかを作ろうとロープに細工をしていたところで、背後からあなたに抱きついてくる影があった。


 いつもなら気配を察して避けられたものの、この時のあなたは死ぬ気満々だったために、そのタックルを見事に受けてあなたはこの背後からの影と一緒に転倒する。


「何やってるのよっ! しっかりしなさい!」


 あなたを自殺から引き止めたのは何とリコスだった。気の動転したあなたが状況が理解出来ずに呆然としていると、彼女はここに現れた理由を簡単に説明する。


「私もあなたを探していたの。折角見つけたと思ったら……。あなたは私と一緒に旅をするんでしょ!」

「えっと……」

「もう、あなたは私と一緒に行くの! ほら立って!」


 リコスに無理やり引っ張り上げられ、こうしてまた2人での旅は再開された。久しぶりに合流した2人の間には変な緊張感があって、中々会話がうまく続かない。

 そうやってぎこちなく道を歩いている内に、気が付くとあなた達は砂漠に辿り着いていた。


 その砂漠の正面には大きな遺跡があって、あなたたちの入場を歓迎するかのように入り口が開放されている。



 当然ここは遺跡に突入する!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886586224

 いや、やっぱり何か怪しい、遺跡の探検は止めておこう

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886551628

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