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あなたは遺跡に入る気満々のリコスを止めようと頭の中で考えを巡らせるものの、いい説得の言葉を思いつかなかっため、仕方なく素直な自分の気持ちをそのまま口にする。
「ちょ、止めとこうよ、ヤバイって」
「は?」
あなたの乗り気でない態度をみて、当然のように彼女は不機嫌になった。ここで折れたら負けだと感じたあなたは、身振り手振りを加えながら更に言葉を続ける。
「だからヤバイって! 何が起こるか分からないだろ?」
「何よいくじなし!」
完全にキレてしまったリコスは怒りながらも踵を返し、来た道を戻り始めた。彼女が考えを改めてくれたと言う事にあなたはほっと胸をなで降ろし、興奮しながら歩いていく彼女についていく。
そうして辿り着いたのは、何だかこちらも怪しげな森の入口だった。入ったら迷って二度と抜け出せない――そんな雰囲気を漂わせる広大なその森の入口で、またしてもあなたは頭を悩ませる羽目になってしまう。
森ならまだマシだろう、入ってみよう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886551643
この森はヤバい、入るのは止めよう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886558021
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