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「ヤバいよヤバいよ~!」


 ボートのオールなんかでは全く勝ち目がないと悟ったあなたは一目散に逃げ始めた。最初こそネッシーもどきの動きは鈍かったものの、ある程度の距離が開いたところで突然あなたに向かって突進してくる。


「やっぱり追いかけてきたー!」


 どうやら最初に攻撃をしてしまったために、ネッシーもどきはあなたに敵意を持ってしまっていたようだ。やがてボートは追いつかれ、相手側の攻撃が始まる。

 その長い首を一瞬後方にグイーっとそらしたかと思うと、その反動で一気にあなたのボートを自慢の首スイングでふっとばした。


 ふっとばされていくボートに必死にしがみつきながら、あなたはもう事の成り行きに任せるしかなくなっていた。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886520357

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