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「やっぱ怖いから止めよう」
あなたは自分の気持ちを素直にリコスに伝える。その言葉を聞いた彼女は特に反発するでもなく、スルッと要求を飲み込んでスッキリした顔で話を続けた。
「そか、じゃあ冒険を続けよう」
「お、おう?」
目の前の重要イベントをスルーしたって言う割にあまりに未練がなさそうだったので、逆にあなたが戸惑ってしまう。それから2人はズンズンと森の奥へと進み、やがてその森の中心と思わせる場所にまで到達した。
「お、何かあるよ!」
先行していたリコスが指さした先にあったものは小さな泉とそのほとりにある小さな小屋。こんな誰も寄り付かないような場所に小屋が? あなたはこの不自然な光景に理解が追いつかなかった。
「あれ? 入らないの?」
あなたが考え込んでいる間に、彼女はすでに小屋の入口付近まで足を運ばせていた。今すぐにでもそのドアをノックしそうな勢いだ。
それでも彼女はすぐのその行為はせず、律儀にあなたの判断を待っている。
ここまで来たんだし、小屋に入ってみよう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886554730
いやヤバイって! 止めておこう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886557683
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