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こんな森の奥で暮らしている人がいるとして、それはどう言う人物なのか、あなたの頭の中で想像が膨らんでいく。結局好奇心に負けたあなたは、リコスにその行動の続行を求めていた。
「じゃあ、じゃあ折角だし、誰かいるのか確認くらいはしてみようか?」
「りょーかい! 話が分かるねぇ」
「え、えーと……」
ニヤリといやらしい笑みを浮かべた彼女に何も反論できないまま、あなたは返事を濁す。そうして彼女は小気味よく小屋のドアをノックした。コンコンと軽くドアを叩く音が静かなの森に響き渡り、やがて部屋の主がそのドアを開けた。
「おや、かわいいお客さんだねえ」
ドアを開けて姿を表した小屋の主は……予想通りの魔女だった。黒っぽいダボダボの服を着た、いいおばあちゃん風のその顔には深いシワが何本も刻まれている。
「折角ここまで来たんだ、入りなよ」
魔女はそう言ってあなた達を招いてくれた。この誘いに乗っていいのか、あなたは考えを巡らせる。ちなみにリコスはこの魔女のおもてなしを受ける気満々のようだ。
折角なので魔女のご厚意に甘える
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886554777
何だか悪い予感がしたので丁重にお断りする
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886557560
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