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「敵が向かってくるなら……迎え討つ!」


 あなたは腰に下げた剣を引き抜くと、敵意むき出しの全身鎧男と対峙した。正直、相手の実力は未知数だ。漂わせるオーラから判断しても、簡単には勝たせてくれそうになかった。

 お互いの技の読み合いからの第一撃はあなたからだ。先手必勝とばかりに繰り出した剣先は、しかし鎧男の体を紙一重ですり抜けていく。


「くそっ!」


 初手を軽く避けられてしまい、あなたは体勢を崩した。そこを見逃す鎧男ではなく、すぐに素早い突きがあなたに向かって繰り出される。


「くうっ!」


 致命傷は避けられたものの、鎧男の攻撃であなたの体は傷を負ってしまう。流れる血を手で抑えながらあなたは敵からの追撃に備えた。その鋭い攻撃はそう何度もは受け流せないだろう。


 この状況において、あなたが取り得る最善手は――。



 敵の強さが想定外だ、ここはやっぱり逃げよう

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886458162

 この程度のかすり傷が何だ、まだ戦闘は続行する!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886458197

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