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「ふう、何とか逃げ切る事は出来たかな」
得意の魔法を使い終えたリコスはそう言って力なく笑う。どうやらかなりの魔力を消費してしまったらしい。疲れ切って倒れかかった彼女をあなたは優しく介抱する。
足元の魔法陣が消え、転移空間からリアル空間に景色が組み変わっていく。目に見えるようになった景色を確認したあなたは目を疑った。何故ならそこには見慣れない風景が広がっていたからだ。
「な、なんだここ……?」
目の前に広がっていた景色は無数の高層ビルと広い道路を行き交う四角い鉄の箱。空気も汚染されているのか、どことなくガス臭い。今までに全く見た事のない景色があなた達の前に広がっていた。
転移魔法の効果とは言え、全く知らない世界にいきなり飛ばされて、これから一体どうすればいいのだろう。今の意識が朦朧としているリコスに聞けば何か答えてくれるだろうか?
この異常事態に途方に暮れたあなたは――
取り敢えず情報収集だ、顔をキョロキョロと見回して周りをよく見る
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886453902
彼女ならこの世界の事を何か知っているかも知れない、まずは話を聞いてみよう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886453962
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