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 正体不明の敵と戦うのはリスクが大きすぎると、あなたは一目散に逃げ出した。それは賢明な判断だったのかも知れない。モンスターはいきなり逃げ出したあなたの動きについてこられなかったからだ。


 一定の距離を稼いだ後、念のために振り向くと、そこにモンスターの姿はなくなっていた。あなたはそこでようやく安心して足を止める。

 しかし、それで逃げ切れた訳ではなかった。あなたが進行方向に顔を戻した時、その目の前にさっき振り切ったはずのモンスターがいた。そう、あなたは回り込まれていたのだ。


「うわあああ!」


 希望が打ち砕かれたショックもあってあなたは大声を上げる。モンスターは期待通りの反応が得られたとばかりにその目と口をぐにゃりと歪ませた。

 ここであなたの選択する手段はふたつ。ただし、あまり悩む時間はなかった。



 こうなったらもう戦うしかない

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886508057

 敵はかなり強そうだ、やっぱりここは逃げるしかない

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886508235

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