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「ね、猫かな?」
あなたは少し考えたものの、ここではリコスが求めていそうな方の答えを選択する。女の子は猫が好き、そう言う先入観もあっての事だった。そうしてその考えは正解だったと、この後にあなたは実感する。何故なら――。
「猫、かわいいよね!」
あなたが答えたその次の瞬間に彼女が食い気味にこの話に乗っかってきたからだ。それからはもうずっとリコスのターンで、あなたは彼女の猫談義をずっと黙って聞く羽目になった。あなた自身は猫に対して好きでも嫌いでもなかったため、長い話もそれなりに興味を持って聞く事が出来ていた。
猫の事を話すリコスはとても生き生きとしていて、こんな表情も出来るのかと感心するほどだった。
ひとしきりの猫談義を終えて飲み物も飲みきったと言う事で、2人は喫茶店を後にする。すると店を出てすぐに路上を歩く子猫を発見し、彼女の目はまた更に輝いていた。
この状況を前にあなたは選択を迫られる。
子猫を追いかける
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886577959
子猫をそっと見守る
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886577974
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