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「ちょっと降りてみよっか?」
下の階に興味を覚えたあなたはリコスに話しかける。彼女もあなたと同じ気持ちだったのか、拒否する素振りを全く見せなかった。これを了解の合図だと理解したあなたはそのまま階段を降りられるだけ降りてみる。
こうして最下段についた2人はそのままそのエリアの探索を開始した。雰囲気的には遺跡の入口とあまり変わらないような感じだったものの、目に見えない圧はかなり強くなっていた。
「何て言うか……プレッシャーがすごいな」
「ここ……何かいますよ」
あなたの言葉に反応するようにリコスがぼそっと口にした言葉はかなりの破壊力だった。あなたは急に背筋を震わせてあたりをキョロキョロと見渡し始める。砂漠の遺跡を徘徊する化物……昔聞いた話に該当するものがあったからだ。
急に怖くなったあなたは地上に戻ろうと、階段のあった部屋までUターンしようと振り返る。
そうしてそこで背後から迫っていた巨大モンスターとバッチリ対面してしまった。砂漠のホラーな話でおなじみのそれは、その伝説の通りに全身が包帯で覆われていた。
「うわあああっ!」
突然モンスターに出くわすと言うこの非常事態にパニックになったあなたは、限界まで声を張り上げる。その大声は遺跡内を反響しまくり、目の前のミイラ男も多少ひるんでいた。そこに出来た隙を利用して、あなたは次にどうするか考える。
怖いけど、当然戦う
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886592290
怖いから、当然逃げる
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886592205
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