6
「えっと……君のその服を見ていたんだよ」
「は?」
「えっ?」
どうやら服の事については触れてはいけない問題だったようだ。リコスの頬はみるみるウチに膨らんでいく。あなたはこの事態を何とかしようと身振り手振りを加えて弁明した。
「いや、その、別に他意はないよっ。か、かわいいなあって」
「嘘、どうせセンスないとかか思ってるんでしょ。その自覚は私にもあるし」
「な、考えすぎだって」
「顔を見れば大体分かるんだから!」
結局、どれだけ言葉を尽くしても彼女の機嫌を直す事は出来なかった。結局会話はそこで途切れてしまい、何とも居心地が悪いまま過ごす事になってしまった。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886437829
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます