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「あれは?」
あなたは頭上に浮かぶひときわ大きい雲を指し示した。勿論話のネタにしようと思っただけでそこに深い意味はない。ここでまさかその雲に対して具体的な言葉が返ってくるだなんて全く想定していなかったのだ。
「流石ね」
「へ?」
「あなたなら見えると思った」
「な、何?」
突然意味深な会話になってしまい、あなたは困惑する。思いがけない展開になってしまった事で返事を返せないでいると、リコスは真剣な表情で言葉を続ける。
「じゃあ、行ってみましょうか……」
そう話す彼女の顔を見たあなたはゴクリとつばを飲み込んだ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886443067
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