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「さ、散歩しようか……」
「う、うん」
と言う訳で2人は浜辺の散歩を始める。ザスザスと言う砂浜を歩く時の足音が何となく海っぽくて良かった。吹いてくる潮風もまた海らしさを意識させてくれる。
この浜辺は結構距離があって、ずっと歩こうと思えば1時間は歩き続けられそうな感じだった。周りを見ると浜辺デートのカップルもチラホラと視界に入ってくる。
あなたは自分達2人が客観的にはどう見られているんだろうと意識し始め、緊張し始めた。
「どったの、さっきから無口だけど……」
「あ、あはは」
流石にその様子を不自然に感じたのか、リコスがあなたの顔をじっと見つめてきた。そんなシチュエーションに免疫のないあなたは、ますます言葉が出せなくなってしまう。
そんな時だった、あなた浜辺に埋まっている何かを発見する。どこかから流されてきたのか、誰かがここに捨てたのか、その正体も何も分からなかったものの、やっと話のネタが出来たと、あなたは緊張で声を裏返しながら話しかけた。
「あ、あんな所に何かあるぞ?」
「あ、本当だ。何かな?」
さて、この埋まっているものをどうすればいいだろう? 彼女は興味津々のようだけど、拾ってマズいものの可能性もある、判断は慎重にしなくてはいけない。
ちょっと怪しいけど、取り敢えず拾ってみよう
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886563785
これはちょっとワナっぽい、拾うのは止めた方がいいな
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886563847
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