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「埋まってるとこれが何だか分からないな……」


 あなたはそう言うとその埋まっている謎のアイテムを拾い上げた。見た目は何かの板のような形をしている。色は黒くてまるで小さなモノリスのようだ。あなたが拾い上げたそれを見たリコスは突然目の色を変えた。


「ちょ、貸して!」


 あなたから強引にミニモノリスを奪い取った彼女はふうっと優しく息を吹きかける。その次の瞬間、黒い板に次々に文字のようなものが浮かび上がる。魔法の文字のようなそれを、リコスは真剣な顔で見つめていた。どうやら本当に魔法のアイテムだったらしい。


「もう時間がないみたい、行こう!」

「へ?」


 モノリスのメッセージを読んだ彼女は強引にあなたの腕を掴む。次の瞬間、あなた達はリコスの魔法で別の場所に転移していた。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886606550

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