彼女と僕の枝分かれする未来

にゃべ♪

プロローグ

 少女と共に転移した世界はよく見かけるような草原の景色だった。風も優しく吹いていて、とても清々しい気分だ。あなたはふと隣を見つめる。そこには美少女が立っていた。間違いない、この2人での冒険が今から始まろうとしている。


 転移中は緊張して何も話せなかった。これから共に行動するのだからお互いに情報を共有すればいいのに、それが出来なかったのだ。転移後の優しい風景に気を取られていると、少女は先にスタスタと歩き始める。自分で導いておきながらのこの仕打ちにあなたは少し戸惑いながらも、遅れないように早足で歩き始める。


 一体彼女は何がしたいのだろうか。この先には何があるのだろうか。あなたは彼女に追いつくと、まずは色々と質問するタイミングを読む事に神経を集中させる。コミュ障のあなたにとっては、これが最初の関門となったのだった。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886424269

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る