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 シャラリシャラリと気ままに歩く猫の後ろ姿を2人は微笑ましく見送った。やがて猫はあなた達の視界から完全に消えてしまう。そうしてまた2人の旅は再開された。


 その後、道なりに何となく進んでいると、やがて目の前に砂漠が現れた。砂漠は一面の砂の世界ではあるものの、視界の先には大きな遺跡のようなものも見えている。


 あなたはその砂漠の遺跡に不思議な魅力を感じていた。そこでそれとなくリコスに話しかける。


「砂漠だね」

「そうね」

「あれれー? 見て見て! あれは遺跡みたいだよー?」

「何その棒読み」


 わざとらしい演技を突っ込まれたあなたはしばしの間沈黙する。すると、さっきまでジト目で見ていた彼女の方から話を持ちかけられた。


「行く?」


 これは渡りに船だ。あなたは即答しようとするものの、遺跡には罠がつきものだと言う事を思い出して、腕を組んでもう一度深く考え始めた。



 当然行くに決まっているよね

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886586224

 いや、やはり止めておこう、何か悪い予感もしてきた

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886551628

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