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「うわっ、何だこれ!」


 洞窟を抜けた先にあったのは何だか不思議な光景だった。緑はほとんど見られなくなっていて荒れ果てた荒野が広がっている。そんな景色の中にドームに守られた都市がアチラコチラにまばらに見えていた。その見慣れない異様な世界にあなたは動揺してしまい、どうしていいか分からなくなってしまっていた。


「はやく、こっち!」


 リコスはあなたと違い、この世界の事を何か知っているらしい。挙動不審で役に立たないあなたを強く導いてくれる。何も知らないあなたは彼女の導きに従って、一番近くにあったドーム都市に向かった。

 ドーム都市の入り口では入室検査が行われていて、誰でも自由に出入りする事は出来ないらしい。あなた達が入口前で素直に順番を待っていると、兵士が見回りにやってきた。


「お疲れ様」


 リコスはそう言うと兵士に何かを見せる。すると兵士の態度が一変、2人は何もせずに都市に入る事を許された。


「一体どう言う事?」

「先住住民特権よ。私この街の住人だから」


 あなたは偶然この世界に迷い込んだと思っていたけれど、実はそうではなかったらしい。この場所に通じるようにあらかじめ彼女が調整していたのだ。つまり、彼女があなたを必要としていた世界がこの世界と言う事なのだろう。

 と、言う訳であなたは改めて質問する。


「ここは一体?」

「ここは創作者達の最後の聖地、カクヨム」


 その後、あなたはリコスと一緒にこのカクヨムと呼ばれる隔離された都市で様々な冒険を繰り広げる事になる。その中でこの世界の秘密も知る事になるだろう。



 ここから先の物語はまたいつかの機会に――。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886600486

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