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「じゃ、じゃあ、海で泳いじゃったりなんかしちゃったりする?」

「そ、そうだね、折角海に来たんだしっ!」


 リコスは魔法使いなので一瞬で水着に着替える。元々スタイルが良かったのでそのフリフリの水着姿もかなり似合っていた。あなたが取り敢えず着ていた服を脱いでいたところで、そこから先の展開を見抜いた彼女に魔法をかけられる。

 そうしてそのままあなたも水着姿に。


 こうしてお互いに水着になったところで、満を持して2人は海に入っていく。一歩足を踏み入れた途端に感じたその冷たさに、あなたは一抹の不安を感じたのだった。


「冷たっ!」

「ヤバい、これ無理!」


 そう、この時期はまだ遊泳に適した水温ではなかったのだ。一応全身が浸かるくらいまでは海に入ったものの、すぐに限界が来た2人はすぐに浜辺に避難する。


「まだ早かったねー」

「失敗したな」


 と、言う訳で、2人は浜辺で燃えるものを集めて魔法で火をつけて暖を取り、体が暖まったところで普段着に着替えて大人しく散歩をする事にした。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886563731


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