114

「多分こっち……」


 あなたが今後の事について考えていると、リコスが何かを感じたのか、急に目的意識を持って歩き始めた。あなたもすぐにその後を追う。


 歩きに歩いて森の開けた場所に辿り着くと、そこにあったのは高さ3メートル横幅2メートルはあるであろう大きな黒い板状の物体、俗に言うモノリスだった。


 このモノリスの前に立った彼女はそこでくるりと振り返る。


「ここにもあったよ」

「こ、これは?」


 この展開に理解の追いつかないあなたは思わず質問を飛ばす。その言葉を聞いたリコスはニンマリと挑発的な笑みを浮かべた。


「これに触れると別の世界に飛ぶんだよ」

「ま、まさか……」

「どうする? 私はどっちでもいいけど」


 重要な決断を任されてしまったあなたは、またしても頭を悩ませる事になってしまった。どっちでもいいと言う言葉に引っかかりを覚えつつ、あなたは決断する。



 面白そうなのでこのモノリスを触ってみる

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886551688

 何か怖いので止めておく

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886554654

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る