16

「この風って?」


 あなたがそう質問したその瞬間だった。それまでも強く吹いてた風は更に強く吹き付け、そのに応じて砂埃も舞い上がる。


「うわっ!」

「キャッ!」


 周りの視界も遮るような砂埃はあなた達を翻弄するように吹き続けた。あなたはこの砂埃に何か魔法じみた力すら感じていた。この状況の中、あなたははぐれないようにとリコスの手をぎゅっと握る。そこから感じられるやわらかさと暖かさに、あなたは幸せな気持ちに満たされていった。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054886424135/episodes/1177354054886445751

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る