お隣さんは美少女吸血鬼。俺の血がお気に入り
月夜斗
番外編
番外編 Happy Halloween!
53話まで読んでから読むことをお勧めします。
このお話は修学旅行に行く前のお話です。
別にハロウィンのこと忘れてたわけじゃありません(-.-;)y-~~
…嘘です。完全に忘れてました。
休みの日はいいねぇー
珍しく今日はさやも来てないから
ずっと寝てられる。
布団気持ちー毛布さいこぉー!
昼ご飯も食べて夜までベットでゴロゴロすることに決めた。
ピンポーン
誰だ?俺の至福の時間を邪魔する奴は…
「よぉ、おはよ」
ドアの先にいたのは優。
「なんのようですか?」
「いや、花音がここ集合って、ほれ」
スマホを見せてくる。
「なんでだよ」
「まあまあ、邪魔するぞー」
また、今日もなんかありそうな予感がする。
「それで?あいつらはいつくるんだ?」
「さあ?そろそろくるんじゃね?それよりも着替えろよ。もう16時だぞ」
「あー忘れてた」
とりあえず着替えて2人の到着を待つ。
「ポッキー食べる?」
「もらーう」
棚からポッキーを出して、テレビ見ながらポリポリ。
玄関からドタバタ聞こえてくる。
下の階の人に怒られるんですが。
「「Trick or Treat !」」
ああ、今日ハロウィーンか忘れてた。
「食べる?」
手に持ってたポッキーを差し出す。
「うわーお菓子あるのかー!悪戯しよーと思ってたのに」
ポッキーに感謝
「2人とも仮装したんだな」
「ん。花音の家で」
それで今日こなかったのに…別に心配なんてしてねーよ。
「2人とも吸血鬼?」
「ん」「そーそー結構ちゃんとしてると思わない?」
角に牙。服はヒラヒラのミニスカのドレス。
それよりも…
「さやに関してはまじの吸血鬼じゃん」
「…あ」
えぇ。忘れてたの?
「花音は吸血鬼ってよりもサキュバスだよなー」
「優?」
あーあ、これはまずい
「ちょっとベット借りるわね」
「おい、うちはラブホじゃないぞ」
「ちぇー」
やらせるわけねーだろが
「た、助かった」
どんだけビビってんだよ
「じゃあ、さやちゃんの家はー?」
「だめ」
なんで人の家でやろうとしてんだよ
「…帰ろっか」
あ、ほんとに帰るんだ
優はすでにガッチリ花音に腕組まれてる。顔引きつってるけど。
「この服汚れちゃってもいっかなーハロウィンだしせっかくの仮装だし」
花音は色々と考え込んでる。
「周助けろー!親友だろ!おーい!」
さすがサキュバスさんに逆らうのは怖いっす。
「…がんばれ」
応援だけしとく。
「じゃーねー」
「周ぅぅう。このやろぉ」
優の無事を祈って。
2人とも出て行った。
「優も大変だな」
「ん。花音はやばい」
やばいってなんだそりゃ
通常時は花音より優が上だけど。
こーゆーときは花音が全然上よな
俺らは、大丈夫だよな…?
「ポッキー食べる?」
「ん」
なんか餌付け感があっていいこれ
「指は食べるな」
「美味しい」
そんなことはないだろ。
舐めるな。めちゃくちゃ絵面がいかがわしいことになってるから。
そーだ。俺も…
「Trick or Treat」
「ん?」
「お菓子くれないと悪戯しちゃうよ?」
「悪戯…していいよ?」
っ!?
「えっと、お菓子でたのむわ」
「やだ、悪戯して」
なにその発言。ドMですか?
「えっと、じゃあ」
さやを膝の上に乗せて弄り回す。
髪触ったりお腹触ったり
「くすぐったい」
「悪戯だからね」
「ん。耐える」
ポッキー食べさせてくれればよかっただけなんだけどなー
「やっほぉぉぉおお!」
この声は雫さんだな。
雫さんも仮装してた。
チャイナドレス…大人のエロさ…
胸元もちょっと出てて、何より太ももが出ててやばい。
横がガッツリ空いてる奴。
「その格好で外歩いてたんですか?」
「さすがに恥ずかしいから隣で着替えてから来たんだよー」
そりゃそうか。その格好で歩いてたら襲われそうだもん。
「ちょっと胸がきつくてさー。思ったより足の露出すごいし」
確かに、なんかギリギリだもん。
「さてと、飲んで食べよー」
その後3人でご飯食べて雫さんが買ってきたパンプキンケーキを食べた。
すごく、美味しかったです。
PS.優は生き残ったものの戦いでは負けたらしい。
花音はツヤツヤ、優はボロボロ。
激しい戦いだったのだろう。よく頑張った!
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