わたしと娘とときどき自衛官

わたなべひとひら

わたしと娘とときどき自衛官

第1話「おめでとうございます」な家族のこと




「おめでとうございます」


 あの日、そんな気はしていたけど、その言葉に驚いた。



「今、おなかにいのちがあるよ」







 *







「うああ~!んっぎゃあ!あああ~」


「はいはい、まってね~」




 わたしは無事にあかちゃんを出産し、ふたりの生活が始まった。


 戸惑ったり、辛かったり、大変なことも多いけど、娘との時間はしあわせで愛しい。



「ただいま~」

「おっ、ばあば帰ってきたよ~」



 わたしは現在、実母と実妹とねこ2匹、そして娘のちいちゃんとともに暮らしている。



 実母はフルタイムで働いており、職場ではベテランだ。アラフィフのわりにムキムキで、力仕事もこなす頼れる人である。


 実妹はまだギリギリ10代で、社会人。本人いわく、暇でボロい会社に勤務するOLである。


 そしてわたしは20代の主婦。まだ赤ちゃんの娘の子育てに日々奮闘している。





 ………と、ここでお伝えしたいのが、娘の父親のはなし。


 なぜ父親か出てこないのか?と思われた方、大丈夫!ちゃんといます、結婚してます!


 夫はタイトルにあるように自衛官。日々肉体を追い込む同い年。形としては別居ですが、そこに愛はありますよ!




 さて、ここまででお分かりのように、このお話はとってもライトに日々を語る子育てダイアリーのようなものです。


 皆様お気軽に読んでいただければと思います。

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