第41話 発達のはやいちいちゃん
発達がかなりはやい愛娘・ちいちゃん。
あっという間に寝返り返り、ハイハイ、つかまり立ちと進み(この間わずか1ヶ月)、今では掴まりながらカニ歩き。
がに股な娘のために、歩行器や手押し車を買ってあげようと思いました。
「これいいね!かわいいし丈夫そう」
「対応月齢に達してないね」
「これは国産だ!」
「対応月齢に達してないね」
「こっちは人気メーカーだね。座面が座りやすそう」
「対応月齢に達してないね……」
─そう、発達が早すぎるために対応月齢に達していないものが多いのです。
対応月齢はあくまで目安。それよりも遅く出来るようになる子もいれば、少し早く出来るようになる子もいる。
それはわかっているけれど、あまりにも早くできるようになってしまうとさすがに難点がある。
「こっちだと足つかないかな?」
おもちゃならまだしも、立って使うものだと足がつかない可能性がある。
月齢的に見てけして小柄なわけではない。しかし対応月齢の平均から見れば小柄で小さいのだ。
「うーん…じゃぁこれにする?来月で対応月齢になるし、近くなったら使うとして、買っとこっか」
結局、海外産の歩行器を購入、使える日を楽しみに待っています。
………ちいちゃんのためにすぐ遊べるおもちゃとして、ボタンを押すと音が鳴る星形のおもちゃを購入。
そのおもちゃは一週間後、かわいいプリントが剥げ、振り回したお陰か、メロディが最後まで再生されずに止まるようになった……。
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