あそびかた

 本書について

【エピソードタイトル】ワタシがつけたタイトルです。恐らく何の歌かはわからないと思います。右端に和歌番号を振りました。

閑話休題は当時のようすなどをまとめてみました。


【和歌】和歌には番号がふってあります。これは百人一首の和歌番号と言われるものです。作られた年代順だそうです。どの学術書などでも同じ和歌に同じ番号が振られています。和歌は原文とその読みをひらがなで載せました。


【カテゴリ】本作内での分類です。春・夏・秋・冬、男子恋・女子恋、男子悲恋・女子悲恋、人生、旅別離に分けました。学術書の分類とは異なる和歌もあります。

【タグ】男女別や身分、主に活躍した時代、和歌集などを表記しました。他にも和歌によく詠まれる恋、月、花、涙などもタグにしました。


【超訳】ワタシの訳したものです。男子高校生風やオレ様イケメン風など試みました。詠み人の年齢とかなりズレがある場合もあります。女性もギャル風、ぶりっ子風、セレブな奥様風と遊んでいます。キャッチコピー含め笑って楽しんでいただけると嬉しいです。


【詠み人】参考文献より抜粋しました。詳しくは巻末の文献一覧をご覧ください。


【決まり字】今話題の競技かるたで重要なものです。彼らは百首すべてを暗記しているのは当然ですが、速さを競うため上の句すべてを聞かずに下の句を取ります。決まり字とはそこまで聞いたら百首の中から一首に限定できる文字のことを指します。

 例えば『さ』。これは一字決まりと言って、『さ』一文字で歌が限定されるものです。ちなみに『さ』は

 70 さびしさに やどをたちいでて ながむれば いこもおなじ あきのゆぐれ

 となります。


 最長で6文字のものがあります。しかも3パターン。そのうちの『きみがため』。きみがためで始まる歌は2首あります。

 15 きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ

 50 きみがため しからざりし いのちさへ ながくもがなと おもけるかな

 ですので、15の決まり字は『きみがため は』となり、50の決まり字は『きみがため を』となるわけです。

 一般には必要ない情報かもしれませんが、トリビアとして付記させていただきました。


【分類】文献を見ていると、恋、季節、旅、離別、それにどこにも属さない「雑」に分けられているようです。(雑秋というのもありました)学術的にはそうなのでしょうが、「雑」というのが、チョット……。

というわけで、独自の章立てにしてみました。学術的には春のものでも恋に入れた歌などもあります。ワタシの私的な分類だと捉えてくださると有難いです。ちなみに恋の歌はあまりに多いので、男性、女性、ラブラブ気分に悲恋・失恋編に分けました。


【雑感】最後にそれぞれの歌や詠み人に関するワタシの所感をまとめました。私見ですのでかなり偏ったものとなっております。オバサンの世間話、噂話程度にお読みください。人名の後ろに番号がついている場合があります。その方は百人一首に登場する歌人です。番号はその方の和歌番号を指しています。

 歌の学術的な評価は学者の皆様にお任せいたします。言葉はくだけた表現にしていますが、茶化すつもりはありません。どれも日本の誇る文化遺産です。感じたことは愛をもって綴ろうと思います。ワタシ自身もすべての歌に共感できるとは思いませんが、尊敬の念だけはこめようと思います。

 

特に順番もありません。興味を持たれたエピソードからお楽しみください。和歌のキャッチコピーやタイトルと和歌との対照表を巻末に載せました。和歌から探したいときやキャッチコピーからお読みになる場合にお使いください。それでは。



 クスッとね 笑ってくれたら 嬉しいな 軽いカンジの ワタシの【超訳】


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