言い訳? 純情? 025
25 名にし負はば 逢坂山の さねかずら 人に知られで くるよしもがな
なにしおはば
【カテゴリ】男子悲恋
【タグ】男性 貴族 平安中期 後撰集 恋
【超訳】何か方法はない?
逢坂山には「逢う」っていう字が使ってあるし、さねかずらの名前には「さ寝(男女が一緒に寝る)」っていう言葉が入っているし、その名前のとおりなんだったら、誰にも知られずにキミに逢いに行く方法を教えてよ。逢坂山のさねかずらをたぐりよせるみたいにさ。
【詠み人】三条右大臣
【決まり字】なにし(3)
【雑感】何かしらの事情があって恋人のもとへ行けないことを詠った歌だそうです。またしても、許されない恋で逢いにいけないのか、もしくは、逢いに行かない言い訳として、だってみんなにバレちゃうじゃん、何かバレない方法ある? と逆ギレしているのか……。
さねかずらはつる性の植物。つるをたぐりよせれば実や花を手に取ることができます。同じようにどうにか彼女に逢いたいんだ。何か方法はないのかよ、とつぶやいているのでしょうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます