第3話 青いロボット

「パークに何しに来た…ねぇ…」

カズは続けて言った

「特に理由もなく旅をしていたら偶然たどり着いただけさ」

ヒグマが聞いた

「じゃあパークで何もする気は無いと?」

「そうだな何もする事なくぶらりぶらりだ」

「ならハンターになってみないか?お前が入ればかなりの戦力になるんだが」

「悪いが何もすることがないが何かしたいというのも無いからなお断りするぜ、だがしばらくパーク巡りでもして気が向いたら入るさ」

「そうか、いやこちらこそ悪かった無理に誘って、しかし…」

ヒグマは何かを心配している

「どうしたぁ?何か困り事でもあんのか?」

「さっきお前は武器を海に投げ捨てていたが大丈夫なのか?フレンズじゃないならもう一度作るというのができないだろ?」

「あぁ木刀あれの事か気にすんな、長旅になると思ってなぁ船の中に大量に積んでるのさ」

そう言うとカズは箱に入った大量の木刀を船から引きずって来た

「かなり入ってるな…これ…」

「備えあれば憂いなしってな、こんだけありゃどうにかなんだろ」

「な…なるほど」

「んじゃそろそろ行くか、世話んなったなハンター達」

「ちょっと待て!歩いて行くつもりか!あの量の荷物を持って!」

ヒグマはパークの広さを知っているため必死に止めようとする

しかしカズは

「さすがに俺だってそこまで馬鹿じゃねーさ移動手段ぐらいあるさ ほらよ」

「なんだ…?これは?バスよりかなり小さいし形もだいぶちがうな…」

「こいつはスクーターと言ってな、まぁ簡単に言えば歩きよりは早く走れるもんさ」

「ずいぶんざっくりとした説明だな…だが大丈夫そうだな、最近はなぜかセルリアンがまた増え始めている気をつけろ」

「そうかい注告ありがとうよ、それじゃ今度こそ行くぜ 」

「ああわかった私達はここにしばらく残って他にセルリアンがいないか確かめる」

カズはスクーターに荷物を積みエンジンをかけ走り出そうとした、しかしそこへ青い何かが現れこう言った

「ハジメマシテ」

カズはかなり驚いた声で

「お前は…ド●えもん!!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る